競技プログラミングをご存知ですか?
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プログラミングの腕試し
小学生向けのプログラミングコンテストが開催されるようです。 続きを読む
小学校の土曜学習でプログラミング教室
2年ほど前から、ボランティア活動として、地域の子ども達に無償でプログラミングに触れる機会を提供したり、小学校で特別授業をしたりしています。
今年からは、近隣の小学校で隔月土曜日に、プログラミング教室を開くことになりました。
その第一回を、先日の土曜日に、小学校のコンピューター室で開催してきました。
予想を越える大盛況で、参加してくれた子ども達は22人。
(教室のパソコンの数に限りがあるので、応募者70名の中から抽選させていただきました)
今回扱った題材は、めいろゲームです。
個人レッスンなら45分かからない内容ですが、多人数だと(遅い人に合わせるので)2時間以上かかってしまいます。
付き添いの保護者が数名、学校の先生が1名に手伝って頂きながらですが、それでも22人に対応するのは大変ですね。
早い人はどんどん先に出来るようにしてあったので、そういう生徒さんも退屈はしなかったと思いますが、こういった時間の凸凹をどうやって有意義にしていくか、いろいろな方法を試しながら考えていきたいと思っています。
10分でAIを体験できる時代
先日、AI(ディープラーニング)を簡単に体験する方法をPodcastで聴いたので、早速試してみました。
小学校プログラミング教育の手引(第一版)が公開
先月、文部科学省より「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」が公開されたので、早速読んでみました。
一番最初の例にあげられているのが「辺の長さが全て等しく、角の大きさが全て等しい」という正多角形の意味を用いて正多角形を(プログラミングによって)作図するという課題です。
確かに、プログラミング向きの課題ではありますし、小学校でならう他の教科と関連づけられていますね。
でも、せっかくプログラミングを学ぶならなら、もっと面白くて、プログラミングと関連する教科も楽しんで学べる方法があるんです!その方法とは…?
私は小学生にプログラミングを教えるには、ゲームを作るのが一番良いと思っています。
ゲームをプログラミングするには、他の教科で学んだ内容を使う必要があります。
足し算やかけ算は何に使うのか、小数って何のためにあるのか、それを何かに使って実際に役立てる経験として、ゲームプログラミングをするというのはとても良い教材になります。
使って役立てるのと、単に題材にするというのは全然ちがいます。
単に「座標の数字を変えると、画面の点が動くプログラムを作る課題」と「ゲームの中で画面のネコを狙った場所に動かすためにX,Y座標を使ってプログラミングする課題」。
後者のほうが「算数って便利だな、もっと勉強しよう!」となるのではないでしょうか。
プログラミング学習に使える子ども向けコンピュータ
今日は、プログラミングを学習するにあたって、オススメのコンピュータを幾つかご紹介したいと思います。
Raspbery Pi
ラズベリーパイ、という美味しそうな名前の小さなコンピュータです。
Scratch、Minecraftがインストールされているものもあります。
良いところ
- おおよそ5,000円くらいで手に入るため、子どもが自由に使うコンピュータとして、とても良いです。
悪いところ
- セットアップが若干難しいので、身近にITに強い人が居ないと導入が難しいです。
- 単体だけでは使えず、HDMIテレビ、キーボード、マウスに繋がないと使えません。
IchigoJam
イチゴジャムと言います。これも美味しそうな名前ですね。
Basicというプログラミング言語がインストールされている小さなコンピュータです。
※RaspberryPi版もあります。
良いところ
- キーボード付のキットが5,000円くらいで手に入ります。
- Basicというのは、とてもシンプルで子どもが最初に覚えるプログラミング言語にぴったりです。
- HDMIではなくアナログ映像入力端子のあるテレビに繋がります。
悪いところ
- プログラミング以外のことはできません(良いところかも知れませんが)
- Scratchのようなマウス操作を中心としたプログラミング言語ではないので、キーボード操作になれていないとプログラミングできません。
ポイント
このような小さなコンピュータは、それほど頑丈ではないのですが、本体は(ノートパソコンを買うことに比べると)かなり安価です。
また、お子さんが壊しやすいマウスやキーボードを自由に取り替えることが出来る事も魅力ですね。
ノートパソコンを買ったりするのは、このようなコンピュータでしっかり慣れてからにしたほうが良いかも知れませんね。
当教室では…
このようなプログラミング教材での学習も、当教室でサポート可能です。
お気軽にご相談くださいね!
AIと、プログラミング必修化
2020年からプログラミング教育必修化!
AIの普及によって仕事がなくなる!
…など、早いうちにITスキルを身につけないと大変な事になりそうな不安を煽った記事を、よく見かけます。
本当にそうなのでしょうか。
今日は、ITの世界で20年以上活動してきた私の考えをお伝えしたいと思います。
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小学校のIT教育
これまで毎年、私立小学校でプログラミング特別授業をしてきましたが、今年は公立の小学校でも授業をしました。 続きを読む
小学校での特別授業
こんにちは。とても寒くなってきましたね。もうすぐ冬休みです。
先日、京都市伏見区にある聖母小学校様にてプログラミングの特別授業をしました。
今年で3年目になりますが、今回は6年生で、すでに少しスクラッチを勉強したことがあり「ちょっと難しいのをお願いします」とのことだったので、シューティングゲームを作ってもらうことにしました。
1クラス30人弱の大人数ですので、あらかじめ準備した作り方をすべて説明し、おおよそその通りにプログラミングしてもらう形式です。
このやり方は「考える力を伸ばす」よりも「新しい世界を見てもらう」ことに主眼を置いています。
個人レッスンのときでも、初回から3回目くらいまでのレッスンや、新しいレベルに挑戦する最初のレッスンなどで活用します。
この形式のレッスンは、どれだけ興味をもって気持ちを開いてもらえるかが重要です。
題材とするプログラムのポイントは、以下の2つを両立させること。
- 「魅力的であること」
- 「簡単に作れること」
これがなかなか難しくて、題材を考えるときは、いつも何度も作り直しています。
できるだけ命令の数を減らしたり、段階を追って作りながら動作確認できるようにしたり、スライド一画面に収まるように分割したり…。
実際の授業が始まってからも、どんどんフィードバックして改善を続けます。
今回の授業でも、1クラス目で難しかったところを翌日の2クラス目の教材で大幅に修正し、3クラス目を始める前の休み時間に説明スライドを追加したりしました。
こうして磨きつづけることで、新しい「ワクワクする」教材になっていきます。
今年からは他の小学校でも特別授業をする予定です。たくさんのお子さんにプログラミングに触れてもらうきっかけになると良いなと思っています。
子どもがMinecraft(マルチプレイ)で遊ぶ意外なメリット
だんだんと涼しくなってきましたね。
今年の夏休みから、教室の生徒さん向けにMinecraftのサーバーを解放しています。
ほとんど毎日、プログラミングを勉強している生徒さんがログインされて、私や息子も一緒になって遊んだりしています。
遊び方は、それぞれ違っています。
建築をするのが好きな人、冒険したい人、他の人の手伝いをするのが好きな人など…。
ゲーム中のコミュニケーションは、チャットを使っています。
最初は「チャットだけで大丈夫かなー」と思っていたのですが、すぐに不安はなくなりました。
みんな積極的にチャットで協力したり(時にはケンカも)したりしています。
そのこと自体にも驚きましたが、感心したのは、みんなタイピングが速いこと。
そして、どんどんスピードアップしている気がします。
子ども達同士のチャットが、互いに良い練習になっているようですね。
Minecraft(のマルチプレイ)は、タイピングの練習にもなりますよ、というお話でした。