AIと、プログラミング必修化

2020年からプログラミング教育必修化!

AIの普及によって仕事がなくなる!

…など、早いうちにITスキルを身につけないと大変な事になりそうな不安を煽った記事を、よく見かけます。

本当にそうなのでしょうか。

今日は、ITの世界で20年以上活動してきた私の考えをお伝えしたいと思います。

現在のAIブームについて

最近なぜこれほどAIが騒がれているのでしょう。

実は、これまでにも、AI技術への注目が高まった時期が何度かあったのをご存じでしょうか。
最初は、1950-1970年代、次が1990年代、そして現在の”ブーム”は、第三次ブームと言われています。

それぞれのブームのタイミングでは、何らかの技術的革新がありました。
そこで「これで何でもできちゃう人工知能ができるに違いない!」と期待が一気に膨らんでは、次の課題が見つかってクールダウン…ということを繰り返してきました。

現在の第三次ブームの発端は、ディープラーニングと呼ばれる技術です。

この技術によって、画像認識、音声認識、囲碁など、特定の(狭い)分野であれば、人間より結果的に良い判断ができるプログラムを作れるところが注目を浴びています。

次の課題と、シンギュラリティ

では次の課題は何か、というと、おそらく「何でもできる人工知能を育てるにはお金がいくらあっても足りない」「もっと人間並みに効率の良い学習機構が必要」といったところです。

しかし、これらの課題を解決できるAIを作ることが出来れば話が一気に変わってきます。AIの研究に役に立つAIを作れば、AIがより良いAIを開発し、どんどん進化できるということです。

これを「シンギュラリティ」と言います。

シンギュラリティ後の世界

さて、ここからが本題です。
シンギュラリティによって、なんでもできちゃうAIができた世界は、どのように変化していくでしょうか。私の考えをお話したいと思います。

変化のスピードは、一般に言われているほど速いわけではありません。ただし、遅いわけでもありません。

私たちの一定数が十分についていける程度です。

パソコンは今は一人1台が当たり前になりつつあります。

スマートフォンも爆発的に普及しました。

しかし、人間の生活の根本はそれほど変わっていません。相変わらずみんな働いて、仕事をして、ご飯を食べて、少し娯楽をして暮らしています。
なぜなら「経済」(あるいは社会といっても良いです)は、本質的に、一人一人の生産量があがったら、一人一人の消費量もあがって、人間はいつまでも働かなければならないようになっているからです。

この前提が崩れない程度にしか、技術は普及していかないのでしょう。

また、どれほどAIで出来ることが増えたとしても、不要になる職業が一時的に増えることはありますが、同時に、新しい職業や仕事も必ず生まれます。

過去もそうですよね? 機械工業が発明され、蒸気機関が発明され、自動車が発明され、電磁気的通信技術、コンピュータが発明されてきて、それによって大量の仕事を人間がしなくてよくなりましたが、同時に多くの仕事が生まれてきました。

ですので、パニックにならなくても大丈夫です。

私たちの次の世代のうち、かなりの人は、現在存在しない職業につくことになります。現在存在しない職業のことを今から心配しても仕方ないでしょう?

プログラミング必修化について

プログラミングが必修化される、という話があります。
最初に書いておきますが、プログラミングだけを教えて成績をつけられる訳ではないので、安心してください。

しかし、子供たちにとっても、ITスキルが今後も重要になりつづけるというのは本当です。

親世代である私たちが、子供たちにしてあげられることは何でしょうか。

それは、パソコン、ゲーム、スマホなど、身近にあるITに触れる機会を、過剰に制限しないことです。

子どもたちは勝手にスキルを身につけていきます。子供たちの脳は、何でも吸収していけるようになっています。

  • できるだけいろいろな種類の事を体験させてあげること。
  • 何かに興味を持ったら飽きるまで、それをさせてあげること。

いつの時代にも通用する、親にできる最良の教育方針かもしれません。

私たちも、焦ったり、過剰に心配したりせず、子どもと一緒に今の変化を楽しんでいきたいですね。

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。