ぼくが小学生の時、パソコンやプログラミングの本が家にありました。
…と書くと「じゃぁ小学生の頃からプログラミングされてたんですねー」と言われそうですが、まったくそんなことはありませんでした。
周りの大人が、小学生にプログラミングを教えるという発想はなく、ほんの少し興味があったものの、まだ子どもの自分には無理なんだな、と思っていました。
もしも、今の私のように、プログラミングを教えてくれる大人が近くにいれば、もっと早くからプログラミングを始めることができ、もっとうまく時代の波に乗れたのにな~って、残念に思うことがあります。
私が子どもにプログラミングを教えるのは、自分が教えてもらいたかった思いを代わりに実現しようとしているのかもしれません。
もうひとつ、子どもにプログラミングを教えていて楽しいことがあります。
今の僕にとっては当たり前なこと、例えば画像が大きくなったり、動いたり、というような些細な事でも、子ども達はとても喜んで遊びます。そういう子どもたちの姿を見ると、自分もそういう時があったな~、と初心に帰ったり、時には新しい視点を得られることもあります。
ビジネスとして教室をやる、というのも勿論あります。でも他の商売ではなく、「子ども向けのプログラミング教室」をしているというのは、そんな理由だからです。