プログラミングが楽しい、という人がいます。
でも、そうでない人には何が面白いのか良く分かりませんよね。
今日は、プログラミングの魅力についてお話したいと思います。
プログラミング = 快感?
生物の本能としては食欲や睡眠欲があります。
私は、人間は食欲を満たすことと同じように、プログラミングによって快感が得られるようになっていると考えています。
「えー?」と思われるかもしれませんね。
順番に説明していきましょう。
ドミノ倒しをご存知でしょうか。
これは、1万5千個のドミノを並べて一気に倒す、というただそれだけの動画ですが、半年足らずでなんと2,300万回も再生されて、およそ50万人の人が「面白かった/面白くなかった」と評価をしています。
人がドミノに惹きつけられるのはなぜでしょうか。
つきつめて考えると、それは「自分ではない何かを、自分で思うように組み立てて動かせた経験は快感」だからだと思います。
プログラミングは物質的な制限を受けない
物を作って動かすことが快感であるのなら、なぜこういったことを皆がやらないのでしょうか。
それは物質的な制限があるからです。
以下の事を実際にやる自分を想像してみてください。
- ドミノを1万5千個買ってくる
- ドミノを並べるための部屋/場所を用意する
- 子どもやペットが乱入しない。
- 床が完全に水平である。
- 十分な広さがある。
…僕には無理です(笑)
物質には制限がありますが、プログラミングにはほとんどそのような制限がありません。
プログラムは、あまり容量を必要としません。
今お店で売っている一番安いパソコンでも、あなたの書いたプログラムでハードディスクを満杯にするには何十年もかかるでしょう。
ですから、頭で考えつく仕組みはどんなに大きなものでも、時間さえあれば大抵実現できます。
プログラムの世界では、どんな数のドミノでも並べて倒すことが出来るのです。
より複雑な仕組みを、最後まであきらめずに我慢して作り上げ、成功させたらそれだけ大きな快感が得られます。
プログラミングの楽しみとは、制限なく大きな仕組み/複雑な仕組みを考えて作って、思った通りに動かしてみせること、なのですね。