今日は、ゲームプログラマーになりたい!というお子さんの為に、どのような方法があるのかについてお話したいと思います。
ゲームプログラマーになるために絶対に必要な資質として、以下の3つがあります。
- 並み外れてゲームが好きであること
- 物作りが好きであること
- 数学と物理の知識があること
順番に見ていきましょう。
条件1:並み外れてゲームが好きであること
この記事を読まれていると言うことは、ある程度ゲームが好きな方だと思います。
しかし、ここでは「並外れて好きである」ことを条件としています。
どのくらいのことかというと、以下のような方が当てはまります。
- 好きなゲームはすべてを知り尽くさなければ納得いかない
- ゲーム制作者が準備してくれたものは、隅々まで味わいつくしたい
- ゲーム制作者がどのように考えてこのゲームを作ったのか色々と空想してしまう
- 遊んだゲームに対して自分の意見(好きなところ・嫌いなところなど)を言える
ほとんど「執着」といっても良いレベルですね。
なぜこれほどまでの執着が必要かというと、ゲームプログラマーは自分が作る1つのゲームに対して向き合う時間が非常に長いからです。
商業として成り立つレベルのゲームは、多人数で作業分担して制作されています。しかし、それでも、1つのゲームの開発作業には最低数ヶ月、長ければ数年かかります。
ここで、ちょっと思い出してみてください。
あなたは1つのゲームをそれほど長期間かけて遊んだことがあるでしょうか?
もし遊んだことがあるとしても、それは余暇の時間を使っての「遊び」だったはずです。
一方で、それを作るプログラマーは、毎日朝から晩まで(たいていは深夜まで)取り組んでいます。いくら仕事だとは言え、いくら好きだとは言え、なかなか難しいことですよね。
ゲームプログラマーはそのくらい、1つのゲーム制作に取り組める情熱を持っていなければならないのです。
条件2:物作りが好きであること
ゲームを遊ぶことと同じかそれ以上に作ることを楽しめる、モノ作りが好きな人です。
当然ですが、ゲームは、遊ぶよりも作る事の方が数倍大変です。
作ることが楽しい人でなければ、プログラマーには向かないでしょう。
そのモチベーションを支える想いは、プログラマーそれぞれで異なります。
- 自分が作ったゲームを遊んだ誰かの笑顔が見たい
- より面白いゲームを作りたい
- 世界で一番面白いゲームを作りたい
- ゲームで世の中を変えたい
- などなど…
ゲームプログラマーは、そのような想いをもってゲーム制作に取り組んでいます。
「ゲームで遊びたい」だけでは、やっていけないのです。
他の仕事で稼いだお金で、誰かが作ってくれたゲームを買ってきて遊ぶ方が効率が良いですよね。
(つづく)